小江戸日記

小江戸川越の情報や話題、日々のつれづれを綴っていきます。

小説の舞台を歩く 川越スタンプラリー開催中!

以前ご紹介した川越を舞台としたほしおさなえさんの小説「活版印刷日月堂」。じわじわと人気を増し、この夏発売された第4巻をもってついに完結したこのシリーズと、同じくほしおさなえさんの川越を舞台とした小説「菓子屋横町月光荘」に登場する場所を巡る川越スタンプラリーが、現在開催中です。スタンプを5つ以上集めると素敵な活版印刷ノベルティと交換できるそうですよ。

概要は以下のとおり。

 

【期間】  2018年8月1日(水)〜8月17日(金)

【参加費】  無料

【スタンプの設置場所】

①川越氷川神社(境内)9:00-17:00

②旭舎文庫(建物内)金〜日のみ 10:00-17:00 ※月〜木は氷川神社にてスタンプを押すことができます

③菓子屋横丁("浜ちゃん"店頭) 月曜休 11:00-16:00  

④川越スカラ座(入り口付近) 火曜休 11:00-16:00

⑤時の鐘("福呂屋”店頭) 月曜休み 10:00-16:00

⑥松本醤油商店(店頭) 休みなし 9:00-18:00

⑦鴉山稲荷神社/烏山神社(社殿) 10:00-16:00

⑧大正浪漫夢通り("大正館"店頭) 休みなし 9:00-18:00

 

ノベルティの引き換えについて】 

小江戸川越観光協会川越市元町1-15-8) 10:00-16:00

・仲町観光案内所(川越市仲町2-3) 10:00-18:00

川越市産業観光館 小江戸蔵里(川越市新富町1-10-1・事務室)10:00-18:00

(係りの人に台紙を見せてください。一人1枚・なくなり次第終了となります。)

 

【WEBページ】

 

下の写真はスタンプの置かれた場所のひとつ、旭舎文庫(あさひのやぶんこ)。

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蔵造りの街並みで知られる一番街を抜けてまっすぐ北に進むと右側の角っこにあるこの建物。この角を曲がってまっすぐ東進すると氷川神社にたどり着きます。

今からおよそ150年前に建てられ、昭和初期から平成にかけては梅原駄菓子店として街の住民に親しまれていたというこの建物。氷川神社が3年かけて修復し、昨年の夏川越の郷土が学べる読書館兼川越の案内所としてオープンしました。

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中に入ると、かつて子供たちが夢中になったであろうおもちゃが展示されています。

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暑い中、スタンプラリーで歩き疲れたら、冷房の効いたこちらで一休み。川越の歴史や文化に1歩踏み込んで触れていただける場所ですよ。金・土・日(午前10時~午後5時)オープン。

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マップと台紙が一緒になっているスタンプラリーのパンフレットもここで入手できます。スタンプはこんな感じ。

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今回スタンプの置かれた8カ所は、距離的に割と近いので回りやすいと思います。そうはいってもこの暑さですから、炎天を避け、適度に休憩を取り、水分を十分に摂ってのんびり行きましょう。

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日月堂シリーズは地域住民も驚くほど丁寧に取材され、川越の魅力を伝えてくれています。余力があれば、今回のスタンプラリーに入っていない場所にも是非訪れてみて下さいね。

加えて、8月17日にはウェスタ川越にて、ほしおさなえさんご本人が活字書体設計師の今田欣一さん、装丁家の小泉弘さんと共に講演会を行います!本について、文字についてお話しされる予定です。最近は電子書籍もポピュラーになってきて、本や文字を巡る状況も変わってきましたね。この日は専門家の方の面白いお話が聞けそうですよ。

たとえメールやブログであっても、自分で文章を書いていると、どういうフォントを使おうか、この媒体で伝えたい人に伝えられるのかなど、色々思うことは多いもの。”伝える”ということについても考えるいい機会なのでは。

活版印刷のワークショップも同時開催されるので、”活字を拾う”体験ができるチャンスです。

 

【開催日時】

  2018年8月17日(金)

◆ワークショップ 12:00-16:00

"活字をひろって、印刷機で印刷してみよう”

  五十音の中から載せたい文字を選んで組み、コースターに印刷します。

   "写真植字ってなあに?”(実演・解説)

 写真植字(写植)とは、ガラス製の文字板に光をあて、専用の紙に文字を焼き付ける方法です。パソコンが普及するまでは印刷用の文字として使われていました。

◆講演 

 13:00-13:50 「活字書体をつくるひと」今田欣一氏

 14:00-14:50 「本をつくるひと」小泉弘氏

 15:00-15:50 「本を書くひと」ほしおさなえ

【会場】

  ウエスタ川越 多目的ホールA/B

【参加費】

  無料