小江戸日記

小江戸川越の情報や話題、日々のつれづれを綴っていきます。

小江戸川越ハーフマラソン2025 【11月30日(日)】応援でやる気UP!

秋も深まり、朝夕は冷え込む日も増えましたね。日照時間が減ると少し気分が落ち込んだりやる気が失せがちになりませんか。そんな時に手っ取り早く元気を取り戻すには、体を動かすことです。運動によって血流を促進し、体を柔軟にして、筋肉や骨を強化することは、精神にも好影響を与えます。夜もぐっすり眠れますしね。

とはいえ、体を動かす習慣が無い場合、いきなり運動するのはハードルが高いという人もいらっしゃるでしょう。それなら、まずはスポーツしている人を応援するというのはいかがでしょうか?頑張っている人を応援すると、やる気が湧いてくるものです。

そこでお勧めしたいのが、きたる11月30日の日曜日に開催される”小江戸川越ハーフマラソン”です!この日、埼玉県はもとより関東近県の市民ランナーの皆さんが結集し、小江戸川越を駆け抜けます。自分たちと同じ市井の人々が各々の目標や目的を持って走る姿には、「自分にもできるかも」とエンパワーされるはず。声を出して応援することで、体も熱くなりパワーが湧いてきます。

www.koedo-marathon.com

 

ランナーとして申し込むことは、8月に申し込みが締め切られているので今年は不可能ですが、応援はもちろん大歓迎!応援しているうちに来年はランナーとして出場したくなるかもしれませんね。

 

小江戸マラソンコースマップ

スタートとゴールは川越水上公園。紅葉の名所でもあります。銀杏並木や池の周囲に植えられたメタセコイアの木々が紅葉し、季節を感じさせます。小江戸マラソンの頃はちょうど見頃なんじゃないかな。


時々は屋外で体や心を動かし、心身にエネルギーをチャージして長い冬に備えましょうね。

 

映画『てっぺんの向こうにあなたがいる』を観て

もうご覧になりましたか?以前こちらでも取り上げた、登山家・田部井淳子さんをモデルにした映画『てっぺんの向こうにあなたがいる』(阪本順治監督)が公開中です。

mkoedo.hatenablog.com

先日映画館で観て参りました。女性で世界初のエベレスト登頂を成し遂げた偉大な登山家の偉業を綴った物語、というよりも、仲間との友情やいさかい・家族間での感情のもつれや信頼などにスポットが当たっている映画でした。それゆえに誰にとっても自分事として観ることができる映画になっています。

主演の吉永小百合さんにとっては124本目の映画だそうです。ご自身のラジオ番組に田部井さんが出演されたことがあるとのこと。ご縁が繋がっているのですね。

余命3か月を宣告されても「病気になっても病人にはならない」「3か月では死にません!」と宣言し、アクティブに活動していく気概に満ちた田部井さん(劇中では”田部淳子”となっているが以下”田部井さん”と統一させていただきます)の姿は、長らく映画界の中心で重責を果たし続けてきた吉永小百合さん自身にも重なるものがありました。

www.teppen-movie.jp

この映画で最も意外性があり驚きだったのは、吉永小百合さんが歌う姿。そう、思いっきり歌うのです!鼻歌とかではなく。これからご覧になる方のために、ここはあまり詳しくは書きませんが、ともかく、小百合さんの新境地というか、チャレンジというか、「え~!」と驚きました。

青年期の田部井さんを演じるのはのんさん。この映画でも生き生きと躍動していて、お転婆娘の魅力全開です。彼女が纏う70年代のファッションも懐かしい。今見るとレトロなポロシャツもマッシュルームカットの髪型も、ちょっとダサくてかわいい。田部淳子宅のインテリアにも注目です。昭和を感じさせるアイテムが配置され、70年代生まれの私としては、「そうそう、あの頃は我が家もそんな感じだったな」と思い出しました。

出演している他の俳優もよかった!特に、田部井さんの旦那さん役である佐藤浩市さんは、優しい情感のある演技で、素晴らしい俳優であることをこの映画で再発見しました。そして、あのような旦那さんだったから田部井さんは目標を次々と成就することができたのだと納得。

おそらく田部井さんは自分の”好き”という気持ちにまっすぐな方だったのですね。山が好き、どうしても山に登りたい、という気持ち。と同時に家族を始めとする周囲の人や自然にとても感謝している。そしてそんな彼女を守り支えることによって、周りの人々の内には活力や誇りが醸成されているように見えます。エネルギーが循環するいい関係だなと思いました。

劇中、田部井さんの病気が進行して、抗がん剤のために手に痺れが生じたり、脳に転移した癌を治療するサイバーナイフのために顔面に仮面のような装置を装着する場面があります。治療や病状が具体的に描写されているので、患者や家族の恐怖や不安が身に迫って感じられました。あれほどバイタリティに溢れた人においても病は着実に進んでいき、時間は待ってくれないという残酷さに、やるせない気持ちになります。

終盤とても印象的だったのが、病を得てなお活動的に生きる晩年の田部井さんを演じる小百合さんが、時折子供のような表情をしていたことです。山においても、家庭においても、邪気の無い無防備な表情になる瞬間が幾度かありました。

田部井さんのような偉業を達成できなくとも、自分を大切にし周りに感謝して、様々な屈託を昇華して子供のような顔で死んでいけるのなら、人生は上出来なのかな、映画を観終えてそんなことを思いました。

日々の暮らしとパンと珈琲【11/15(土)・16(日)】開催!

産業観光館”小江戸蔵里(くらり)”の斜め向かいにあるパン屋さん「パン処ぱん太郎」

大好きなパンと温かいコーヒー。ほっとするひと時にはこの組み合わせが最高です。

川越は素敵なパン屋さんが多くて、パン好きには嬉しい限り。そして、こだわりのコーヒー屋さんも多いのです。

このほど、川越駅にほど近いU‐PLACE広場で、パン屋さんと珈琲屋さんが集結するイベントが開催されます。

★For U_MARCHE ~日々の暮らしとパンと珈琲~ 

【日 時】11月16日(土)・17日(日) 10:30~15:00
     ※小雨決行、大雨中止

【場 所】U_PLACE正面広場

 

当日は会場内に飲食スペースが設けられ、購入したパンとコーヒーをそこでいただけます。出店者は1日目と2日目では入れ替わるので、お目当ての店がある場合は事前にチェックしておきましょう。

==出店者==================

■11月15日(土) 
・ベーカリークレープ

・珈琲工房 楽-raku

・パン処おひさま

・ベイクショップ ミリ秒

・Macky.coffee

・吉田パン

・パンと焼菓子の店Corin

・豆と野菜

・カタニデベーカリー

・NEST

・Tomarigi coffee

・けやきベーカリー

・三富今昔村 石坂オーガニックファーム

・OAKcoffee(オークコーヒー)

・キッシュの店 TENTOUMUSHI KAWAGOE

・Sumiya

■11月16日(日)  
・パンピーポー

・TAKERU COFFEE

・なんつかベーカリー

・co-mame  bakery

・自家焙煎珈琲やさしいおまめ

・パン処ぱん太郎

・BOULANGERIE WACCI

・シエルヴァンメール

・SUP COFFEE STAND

・satopokke-国産小麦ベーグルと焼き菓子

・白神こだま酵母のパンの店 Pain du Soleil

・ブーランジェリーマシェリ

・happybreadbaking

・パン工房BareBread

・ブーランジェリーレーヴ

・Lycka(リュッカ)

・珈琲焙煎 音羽屋

=======================

大好きなパンとコーヒーづくしのこのイベント。個人的にはカフェインレスコーヒーのおいしいのがあれば嬉しいな。午後に通常のコーヒーを飲むと睡眠に影響してしまうから。色々試しているのですが、満足のいくカフェインレスコーヒーはなかなか見つからないものです。

 

◎注目のパン屋さん「パン処ぱん太郎」

最近私が注目しているのは、2022年4月にオープンした「パン処ぱん太郎」さんです。今回のイベントにも参加されます。

 

「パン処ぱん太郎」さんの店内

お店のおすすめであるクロワッサンをいただいたら、癖がなく、塩味控えめで毎日の食卓にぴったりだと思いました。コーヒーにも合いそうです。期間限定だという「くりと黒豆のほうじ茶パン」はほんのり甘く、栗と黒豆のコクがいきたパンでした。

生地作りから始まる全てのパン作りの工程をお店でおこなっているとのこと。今度訪れたときははハード系のパンを試してみようと思っています。

お店は本川越駅からほど近く、観光館小江戸蔵里(くらり)の向かいのわかりやすい場所にあります。定休日は水曜日。

 

日々の暮らしをさりげなく彩るパンとコーヒー。そのお気に入りの店をこのイベントで見つけてみては。

巾着田”曼殊沙華まつり”始まる

巾着田のマンホール

昨日は彼岸の入り。前日までとは打って変わって涼しくなりました。

秋の花、曼殊沙華で有名な埼玉県日高市にある巾着田では、9月19日金曜日から曼殊沙華まつりが始まっています。

とはいえ、昨日20日時点では、ほとんど咲いていませんでした。

日高市に巾着田の曼殊沙華はまだ咲いていませんでした。

曼殊沙華まつり概要

■ 場所:巾着田曼殊沙華公園(埼玉県日高市大字高麗本郷125-2)

■ 期間:2025年9月19日(金)~2025年10月5日(日)

■ 時間:9:00~16:30

■ 入場料:500円

■ 駐車場:有り(【駐車料金(1日)】普通車500円/バス3000円/バイク100円)

※バスは要予約

※駐車場利用時間:7:00~17:00(最終入庫16:30)

■ テレホンサービス:050-3490-0873(9月1日~10月5日)

■ 巾着田管理事務所電話番号:042-982-0268 ※曼殊沙華花期期間はその開花状況が自動音声で案内されます。

■ インスタグラム:https://www.instagram.com/kinchakuda_saitama_hidaka/

開花状況はインスタグラムでも更新されています。また、巾着田公式ホームページもご覧ください。

kinchakuda.com

 

今年は9月に入ってからも猛暑が続いたせいか、曼殊沙華の開花はまだまだ。曼殊沙華まつりの期間中ですが、その料金は取られませんでした。この日は小雨が断続的に降る肌寒い日で、土曜日とはいえ人もまばら。

道の両側の曼殊沙華。全然咲いていない・・。

 

曼殊沙華が開花すると一面真っ赤になるに違いない。

ぽつぽつ咲いている場所もある。

咲き揃うのは来週末あたりかなぁ。

 

曼殊沙華の花

それにしても、曼殊沙華の花って色も形状も独特です。また、毒を持つとのことで、なんとも妖艶な花ですね。

開花期間は1週間ほどと結構短めです。

 

真上から撮った曼殊沙華の花。どうしてこんな姿になったのか。

 

allabout.co.jp

 

巾着田周辺の立ち寄りスポット

巾着田のあたりは他にも見どころが近くに集まっていて、1日中楽しめるんですよ。

・佐島牧場

巾着田のすぐ隣にある佐島牧場。馬やポニーがいます。ヤギも見ることができました。


・日和田山

日高市を代表する山、日和田山。その登山口は巾着田から徒歩15~20分くらいの場所。

先日もご紹介したとおり、この山は世界的な登山家である田部井淳子さんも通われた山。晴れた日には山頂や二の鳥居からの眺望もよく、巾着田がほんとうに巾着の形をしているのが確認できたり、東京スカイツリーを見ることができます。


mkoedo.hatenablog.com

305mの低山なので、老若男女問わず楽しめる山です。

 

・高麗神社

西暦716年、日高市の一帯を統率していた高麗王若光を祀って建立された神社。出世開運の神として厚く信仰されています。

★以下の日程で巾着田と高麗神社間で無料シャトルバスが運行されます。是非ご利用ください!

運行日:9月20日(土)、9月21日(日)、23日(火・祝)、27日(土)、28日(日)

運行時間:9:00~16:30まで30分間隔

乗降場所:高麗神社駐車場⇔巾着田(日高市新堀833)

 

登山家・田部井淳子さんの軌跡

田部井淳子さん、エベレスト登頂から50年

1975年5月、登山家の田部井淳子さんが女性として世界で初めて、世界最高峰のエベレスト山の頂上に立ちました。田部井さん35歳の時のことです。その後も女性初の世界七大陸最高峰制覇を達成するなど、偉大な登山家として世界中に知られています。

 

標高8,848メートル、世界最高峰エベレスト山

田部井さんは、福島県三春町の出身。埼玉県川越市には、2016年に癌のため77歳で亡くなられるまで在住されていました。1988年には川越市初の川越市民栄誉賞を受賞されています。

実は筆者が高校生時代、通っていた市内の女子高で講演してくださったこともあったのでした。その頃の私は登山経験もほぼ皆無で、エベレスト登頂ということがいかに大変なことかよくわかっていない世間知らずだったので、当時は田部井さんのことを存じませんでしたが、講演では明るく気取りのないお人柄が伝わってきました。登山に限らず普段の生活で発生する女性特有の悩みへの具体的な対処法なども共有してくださったと記憶しています。

 

ゆかりの地、日和田山

川越市のお隣、日高市には田部井さんゆかりの日和田山があります。
若い頃には、この山の岩場でトレーニングし、癌発病後はリハビリのために登ったとのこと。
最寄り駅から近く(徒歩15分ほど)、標高304メートルの低山という手軽さ。ルートは途中から男坂・女坂に分かれ、男坂を選択すると急な岩場も体験できます。山頂からの見晴らしもよく、どなたでも楽しめる山です。

 

登山客専用の駐車場付近には、田部井さんの偉業を記念した碑が設置されています。

田部井淳子さんの記念碑

日和田山は、田部井さんが伝えたかった山の魅力を知る第一歩としておすすめの山です。ただし、人気が高いため、ゴールデンウィークや曼殊沙華のシーズンは混雑するようなので、その点は注意です。

 

【日和田山データ】

・登山口の最寄り駅:西武鉄道・高麗駅

・駐車場:有料駐車場有り

・所要時間:1時間~2時間

・地図:

 

周辺には、高麗川が流れ、曼殊沙華で有名な巾着田や出世にご利益があるという高麗(こま)神社などがあるので、これらを下山後のスケジュールに組み入れてもいいですね。

もっと山登りがしたい人には高指山や物見山までの縦走もおすすめです。

奥武蔵自然歩道ハイキングマップ

 

高麗川の清流。川辺で過ごすのも気持ちいい。

田部井さんの著作、そして最期

田部井さんは山や自然の魅力を伝えるべく、講演や著作などで発信活動も積極的にされていました。講演については、今もYoutubeでいくつか見つかります。著作については20冊程発行されているようで、手軽な登山入門書や山での体験を綴ったエッセイなど数冊を筆者も読んだことがあります。

田部井さんの発信する言葉の中には、ビジネスやスポーツの世界に生きる人々にも響くものがみつかります。困難や恐怖心に打ち克って高みに挑むマインドや、刻々と変化する状況に適切に対応する決断力・チームを安全に率いるリーダーシップなど、多くの人にとって偉大な登山家から学ぶことは多いはずです。

田部井さんはいつも前向きです。それも、厳しい状況を幾度も潜り抜けてきた登山家だけあって、しっかりと現実を見つめ状況を正確に認識した上でのポジティブさなのです。
当時は今よりもさらに女性が自分の能力を発揮することへの風当たりが強かったのではないでしょうか。ご本人だけでなくご家族への心無い中傷もあったことでしょう。それでも、いつも前を向いて最善を尽くし、積極的に生きようとする田部井さんの姿勢には本当に励まされる思いがします。

田部井さんは47歳の時に早期の乳癌を発症し、その時は手術で治癒したものの、73歳の時に、今度はがん性腹膜炎と診断されます。
田部井さんの著書「再発!それでも私は山に登る」には、癌再発後、最晩年の記録が日記形式で記されています。この本に書かれている田部井さんの活動記録は驚異的です。余命宣告を受けた後も、抗がん剤等の治療の合間を縫って地方講演や国内外への登山遠征をされているのですから、そのエネルギーや山を愛する気持ちは大変なもの。とても70代半ばの病に冒された方とは思えない体力・気力そして行動力に驚嘆します。大好きな山からエネルギーを得ていらっしゃったのかもしれません。何か使命感のようなものに突き動かされていたのでしょうか?与えられた時間を、信じるもの・大切なもののために使い、最期まで生き切った人生は見事です。

映画『てっぺんの向こうにあなたがいる』(監督:阪本順治)

田部井さんの人生が映画化されました!映画のタイトルは『てっぺんの向こうにあなたがいる』、今年の秋(2025年10月31日)公開です。
田部井さんの著書「人生、山あり時々谷あり」をベースとして、田部井さんをモデルとした登山家を演じるのは吉永小百合さんです。ぴったりですよね。真摯に挑戦していく生き方・芯の強さ・温かなエネルギーなど、小百合さんと田部井さんには多数の共通点がある気がします。

元気がでるような映画になっていると期待しています。公開されるのが楽しみ。

映画主演の吉永小百合さんと旦那さん役の佐藤浩市さん

そして、なんと田部井さんの青年期を演じるのはのんさん!これも嬉しい。のんさんて田部井さんのような明るいガッツもあるし、娘時代の吉永小百合さんとも少し似ている気がしませんか?素晴らしいキャスティングです。連ドラ『あまちゃん』の頃から経験を増してたくましく成長しているに違いない彼女が、若き日の田部井淳子さんの燃えたぎる情熱をどのように表現しているのか、こちらも注目です。

 

吉田博展

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川越市立美術館に見に行ってきました、「没後70年 吉田博展」。こちらも昨年展示されるはずだったのがコロナ渦で延期されていたのです。

吉田博という人はこれまで知らなかったのですが、明治から昭和にかけて活躍した風景画家であるとともに後半生は木版画の制作に情熱を注ぎ、国内外の風景を描いた人だそうです。数年前に川越市立美術館で開催された川瀬巴水展以来、木版画で描かれた日本の風景に惹かれているので、今回の展示は楽しみにしていました。

本展は吉田の没後70年を記念して、企画された巡回展で、この川越市立美術館が最終展示会場となります。彼の残した木版画約150点を中心に、その生涯についても紹介されています。作品にも魅了されましたが、吉田博の人柄や生涯も、実に興味深いものでしたよものでしたよ。

yoshida-exhn.jp

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川越之櫻

吉田の作品は風景を中心として植物や子供など。やっぱり好きだな、この世界。すごく繊細で、肌感覚でその景色を感じられるようでした。特に水のある風景が好きですね。

 

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東京拾二題 亀井戸

 

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沼崎牧場のひる

吉田博という人は、当然のことながら、仕事には厳しかった人でした。版画作成は、絵を描く画家と「彫り」や「摺り」といった各工程を担当する職人が協働してひとつの作品を仕上げていくチーム作業ですが、吉田自身が彫りや摺りの技術・紙の特性などに熟知して、職人らに細かく入念な指示を出していたそうです。吉田の口癖が「職人を使うには自分がそれ以上に技術を知っていなければならぬ」というのだから、一緒に仕事する人は大変だったでしょうね。ごまかしがきかないから。

 

吉田が若い頃の美術界は黒田清輝が牛耳っており、黒田派の画家らは国費でフランスに留学することができたり、芸術の世界の主要なポストを独占したりしていたとのこと。まあ、どの世界でも閉じられたムラ社会というのは、そういうものですね。

そんな芸術界の風潮に反発を頂いた吉田は23歳で渡米し、美術館に営業をかけ、自分の描いた絵(その頃はまだ版画ではなく水彩画など)を売るのです!ろくに英語も話せないのに、ガッツあるね。若いし、自信もあったんでしょう。

以来生涯にわたって吉田はアメリカをマーケットとして意識していたようです。若い頃の水彩画の作品でも、日本の桜などを映しこんだ風景は「西洋人が好む日本」といった感があります。そしてその後の木版画においても「ジャパネスク」はひとつの大きなテーマだったように感じます。自分を活かせる市場を模索し、何が受けるのか、売れるのか、ということを考え対応するビジネスの感覚も持ち合わせた人だったのでしょうね。

色々、エネルギーがあるなあ。

※この辺のお話は美術館2階のアートホールで上映されている10分ほどのビデオ「痛快!吉田博伝」にまとめられていました。f:id:mkoedo:20211025084414j:plain

 

木版画の作品のテーマは、日本の風景が中心ですが、エジプトやインドなど外国に旅した時に出会った風景も多くて、それらはありきたりのモチーフでなく一期一会の心動かされる出会いだったのだろうと思わせる作品群でした。インドに行きたくなってしまいました。

 

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サンチの門

吉田博は自らも登山を好み、自然を愛した人でした。吉田博展のHP見に行ったらトップに彼の「けれども私は自然を崇拝する側に立ちたい。」という言葉が掲げてあって、これは本当にそのとおりだなぁと思います。まったく同感です。そして、吉田博の数々の作品に触れると、その自然に対する崇敬の念に嘘は無いと感じました。

没後70年 吉田博展 

■ 会期:2021年10月23日(土曜)から11月28日(日曜)

■ 会場:川越市立美術館 

  • 企画展示室(地下1階) 作品展示
  • アートホール(2階) 映像「痛快!吉田博伝」上映

■ 開館時間:午前9時から午後5時(入場は午後4時30分まで) 

■ 休館日:月曜日

■ 観覧料:一般    600円
大学生・高校生    300円
中学生以下    無料

※身体障害者手帳・精神障害者保健福祉手帳・療育手帳をご持参の方、及びその介護者1名は無料
※「川越きものの日」にちなみ毎月8、18、28日に着物で来館された方は2割引
※「埼玉県民の日」11月14日(日曜)は観覧無料

 

 

お月見和菓子を楽しみに

連休は爽やかな秋の快晴が続き、気分も上向きに。人出も結構多い。これだけいいお天気なら外に出たくもなりますよね。

こんな日はちょっとビールでも飲みたくなるけれど、数日前にワクチン2回目接種で10年ぶりくらいの高熱(39度くらい)が出たので、用心のためアルコール類は見送ることに。その代わりというわけでもないのですが、甘いものが欲しくなりおはぎを買いに紋蔵庵へ。

monzouan.com

 

店内は結構混んでいました。ざっと見渡してみて、おはぎとならんで購入している人が多いようだったのが、敬老の日にちなんだ紅白饅頭や、明日21日の十五夜にちなんだお月見用和菓子。

お月見用菓子は以下のような品揃え(店のホームページから写真をお借りしました)。

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うさぎどら焼き(餅入り)

 

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お月見だんごセット〈きな粉付き〉

 

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「十五夜お月見セット」月夜(左)とうさぎ(右)、2日間日持ちする

季節感があっていいな。私は「十五夜お月見セット」(500円)おはぎとともに購入しました。こちらは9月20日と21日限定の商品だそうです。明日いただくので、まだパッケージは開けていません。

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十五夜お月見セット(500円)

明日の満月は、この可愛らしい和菓子と緑茶を頂きながら夜空を見上げることにします。

ちなみに今日購入したおはぎ、今日中が賞味期限ですので、すでにいただきました。米粒のつぶつぶ感がちょうどいい、品のいいおいしさでした。餡子はもっと粒が残っていても私は好きなんですが、紋蔵庵のおはぎは端正な外見で、自分で作るものとは違う、「お店のおはぎ」でした。

 

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おはぎ