小江戸日記

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経済産業省「きものの日」制定へ

先月のニュースになってしまいますが、経済産業省が「きものの日」を制定するそうです。いよいよ国が「きもの」推進に乗り出すのでしょうか。

小江戸川越では、毎月28日を「きものの日」と定めています。この日はきもので来た方には色々と特典があります。

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日本の伝統的装束である「きもの」ですが、現代では「成人式」「七五三」「お正月」以外はなかなか着る機会がないもの。特に男性のきもの姿をみかけることはほとんどありません。

これはちょっともったいない話。

先日のパリ旅行の際に、自国の装束に身を包んだ中東やインドの方たちをよくみかけました。違うんですよね、オーラが。なんかこう、本物っ!ていう感じ。

やはり、目に見えるものの力は大きい。

民俗固有の衣装が醸す″本物感”、″正統感”。服は、それをはぐくんだ民族の威厳や自然な魅力を引き出す力があるようです。

他の文化が生み出した衣装を身につけると、どことなく違和感があるもの。その違和感もまた面白味であり、MIX感が楽しかったりするのですけど。

ニューヨークやパリなど多くの民族が集まる場所に行くと、普段はあまり考えることがない自分のルーツについて思い巡らせることが多くなります。そして、土着のもの、ローカルなものってすごくかっこいいということに気が付きます。

経済産業省の定める「きものの日」がいつになるかはまだわかりませんが、この日をきっかけに日本の風土が生み出した「きもの」、さらにはローカルなものの魅力がより注目されるといいな。