小江戸日記

小江戸川越の情報や話題、日々のつれづれを綴っていきます。

丸広百貨店「わんぱくランド」9月1日で閉園へ

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川越に本店を置く丸広百貨店。「丸」「広」といかにも縁起のいい名前を持つこのデパートは、地元の生活に根付き愛されてきました。この丸広川越店の屋上にある遊園地「わんぱくランド」がこの9月1日をもって閉園します。f:id:mkoedo:20190812190043j:plain

 

わんぱくランドには、観覧車やエアプレーン、ミニ列車などが揃い、いずれもお小遣い程度の金額で楽しめます。私が子供だった頃、そう昭和の高度成長期には多くのデパートの屋上には遊園地がありました。子供時代の、家族で過ごす甘い幸福な記憶が育まれる場所でした。屋上遊園地も、もう今となっては珍しくなってしまいましたね。

 

遊ぶには券売機でチケットを購入。

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乗り物も、ドラえもんなど昭和のスターに加えて、機関車トーマスポケモンなど平成の人気者もそろっていますね。

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この懐かしい雰囲気を持つわんぱくランドもついに閉園です・・・。閉園の理由は、百貨店の耐震工事に伴うスペース確保のため遊具を撤去する必要があるとのこと。屋上遊園地の保守運用をする人材も社内には既に乏しく、ランドの再開は困難との判断らしいです。寂しい気もしますが、まあ仕方がありませんね。

7階屋上入口近くには、わんぱくランド閉園に対して寄せられた多くのメッセージが掲示されていました。

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1968年に開業し、51年の長い歴史を持つ「わんぱくランド」ですから、親子3代で楽しんできたという方もいて、閉園を惜しむ声は世代を問わず多く寄せられています。f:id:mkoedo:20190812192909j:plain

◆わんぱくランド夏祭り開催中【2019年8月10日(土)〜18日(日)】

閉園を前に丸広川越店 屋上入口ではわんぱくランド夏祭りが開催されています。

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小さな子供たちが輪投げなどをして、遊んでいましたよ。

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オリジナルグッズの販売も。

たまに、こういうレトロな場所でローテクな遊びをしたくなるんですよね。

川越美術館「ゆかた 浴衣 YUKATA -夏を涼しむ色とデザイン-」

 7月20日より、川越市立美術館で特別展「ゆかた 浴衣 YUKATA -夏を涼しむ色とデザイン-」が始まりました。

江戸時代に入浴後のくつろぎ着として着られるようになり、やがて夏の気軽な外出着として定着したゆかた。本展では、その歴史と発展を紐解きつつ、江戸から昭和に至るゆかたのデザインや素材のバリエーション、加えて当時の風俗を描く浮世絵なども紹介されています。徳川家康所用の薄浅葱色の麻地ゆかたなど貴重な歴史的価値のあるものもあれば、現代デザイナーによるポップなゆかたコーディネートの提案もあり、多彩で楽しい展示となりました。

 

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さらにこの特別展開催中の企画「アート・ビンゴ」に参加してみるのもおすすめです。展示を見ながらビンゴ用紙(特別展受付で希望者に配布)に印刷されている模様と同じ模様のゆかたを探し、展示番号を記入していくというもの。私も参加してポストカードをもらいましたよ。ゲームに参加することで、ただ漫然と展示を眺めるのではなく、目を凝らし集中して見ることになり、いい試みだなと思いました。

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アートビンゴ。

川越の町も8のつく日(8日、18日、28日)を「川越きものの日」として定め、きものでの町歩きを推奨しています。今では8のつく日に限らず年中着物姿の方を見かけるようになりました。夏はやはりゆかた姿が多いですね。古典柄でも今風のカジュアルな着こなしでもどちらもよさがあります。最近はゆかたでも足元だけスニーカーなど普段の靴という若者も時折見かけます。アスファルトを歩くならそちらのほうが歩きいいのでしょう。実際的だし、意外にファッショナブルでしかも自然に思わせるのは若さの力でしょうか。ゆかたはこの暑い時期に着る寛ぎの服なので、あまり堅苦しいルールは抜きにしてリラックスして楽しみたいですよね。

allabout.co.jp

 

川越市立美術館「ゆかた 浴衣 YUKATA -夏を涼しむ色とデザイン-」

◇開館時間

午前9時から午後5時(入場は午後4時30分まで)
◇休館日

月曜日(8月12日は開館)、8月13日(火曜)

◇観覧料

一般 600円(480円)
大学生・高校生 300円(240円)
中学生以下 無料
( )内は20名以上の団体料金
身体障害者手帳精神障害者保健福祉手帳療育手帳をご持参の方、及びその介護者1名は無料
会期中、浴衣または着物で来館された方は団体料金

◇会期

前期:7月20日から8月12日
後期:8月14日から9月8日


前期と後期では展示が8割ほど入れ替わるとのこと。前期の入場チケットをとっておいて提示すると後期の展示は2割引きで見れるそうなので、8月14日以降もう一度行こうと思っています。

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それともうひとつお知らせ。

◆川越ゆかたファッションショー開催/出場者募集中!

8月18日日曜日、川越きものの日8周年記念のこの日「川越ゆかたファッショショー」が開催されます。概要は以下の通り。

開催日時/場所:8月18日(日)16:00~17:00頃 (受付15:00) / 蓮馨寺
参加資格:当日、ゆかたで蓮馨寺にお越しいただける方。(甚平・作務衣は除く)
申込関連:事前申込要。先着50名まで。
 8月9日金曜日までに下記サイトより申込。

ファッションショーといっていも気負わずリラックスした雰囲気なので、気楽に参加してみてくださいね。夏の夕べを共に楽しみましょう。

 

 

日傘、無料で借りられます

 

長かった梅雨が明けたら、案の定信じられないほど暑い日々。川越を訪れる方へ、熱中症予防対策をお願いしますね。川越の町も暑さ対策、いろいろ取り組んでいますよ。

◆「川越日傘」無料貸し出し

東武鉄道川越市は、東武東上線のラッピング車両「池袋・川越アートトレイン」デザインの日傘「川越日傘」を作製し、無料レンタルサービスを実施しています(期間は7月19日から9月30日まで)。

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池袋・川越アートトレインのモチーフを散りばめた無料貸し出し日傘

川越日傘は、ピンクとグリーンの2色が用意され、若手画家 古家野雄紀氏が描いた四季折々の川越の風物が散りばめられたデザイン。晴雨兼用傘なので突然の雨にも対応。

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グリーンもあります

 

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裏側は日差しを遮る黒

貸出場所は、川越市駅川越駅観光案内所、本川越駅観光案内所、仲町観光案内所、川越まつり会館、旧山崎家別邸、小江戸蔵里、スターバックス川越鐘つき通り店、その他川越市内の商店街各店舗など、約30カ所。貸出場所には川越日傘ロゴが掲示されています。便利なことに、借りた場所とは別の場所にも返却可能。

日傘男子なる言葉も耳にする昨今、男性もどうぞご利用ください。

 

◆元町休憩所(施設利用:無料)

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元町休憩所。無料で利用でき、奥にはトイレもあり。

こまめな水分補給はもちろんのこと、散策の合間には適宜休憩することも大切。菓子屋横丁と一番街の北側の終点の間、川越祭り会館の裏手あたりには無料の休憩所「元町休憩所」があります。建物内は冷房も効いていて、トイレも併設されています。覚えておくと便利ですよ。

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休憩所の中。自動販売機やテレビもあります。

営業時間:  4~9月 9:30~18:30

     10~3月 9:30~17:30

※ 年中無休、川越祭りなどのイベント時は延長営業

住所:川越市元町2-3

 

もちろん、川越の観光スポットには多くのおいし~いカフェや飲食店もあります。

また、この時期、川越の町のいたるところに風鈴が掛けられています。

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蔵里(くらり)にも

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西武線本川越駅の商業施設PePe入口。川越氷川神社に飾られている風鈴棚を再現

少しでも涼を感じられるように、小さな心遣い感じます。

 

東武東上線「川越特急」は利用価値あり。小江戸ラッピング車両も運行中

東武東上線・川越特急

観光に最適!東武東上線 川越特急&池袋・川越アートトレインとは

東京は池袋から川越を通り埼玉県寄居方面に伸びる東武東上線。沿線随一の観光地・川越への来訪をさらに盛り立てるべく、2019年3月のダイヤ改正で「川越特急」という種別が登場しています。

これはなかなか利用価値のある電車ですよ。なぜなら、

・池袋~川越間が最速26分!

・特急料金不要。通常切符のみで乗車可能。

現在、東武東上線の池袋~川越間で最速で走る列車は「TJライナー」の25分ですが、こちらは池袋~ふじみ野駅間は、有料の着席整理券が必要です。通常切符のみで乗車できてこの速さは魅力。

川越特急の停車駅は池袋・朝霞台・川越・川越市・坂戸・東松山~小川町の各駅。急行列車が止まる成増や和光市・ふじみ野のは止まりません。

運転本数は、土休日が下り2本/上り4本、平日は下り2本/上り3本と多くはありません。時間帯が合うようなら利用したいですね。

 

★池袋・川越アートトレイン

また、今年2月からはラッピング車両「池袋・川越アートトレイン」の運行も始まっています。

川越市駅で写真を撮ろうと待ち構えました。

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もうすぐ来る!

 

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川越っぽいものがいろいろ描かれている。列車に掲示されている「川越特急」の文字も可愛い。

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小江戸のシンボル、時の鐘。氷川神社の鯛みくじとか来月開催される花火大会なども列車に散りばめられています。列車の全貌は以下のような感じです。

観光に最適!東武東上線 川越特急&池袋・川越アートトレインとは

原画は若手日本画家・古家野雄紀氏の手によるもの。機会があればもっとじっくり見てみたい。始発駅に行けば少しはゆっくり見れるのかな。

 追記:このラッピングトレインは川越特急に限らず、普通電車や急行など他の種別の列車でも運行しています。詳しくは東武鉄道にお問い合わせ下さい。

 

★池袋・川越アートトレインスタンプラリーも開催中

東武鉄道は7月20日から8月31日まで、スタンプを8つ重ね捺しすることで色鮮やかなアートが完成する「池袋・川越アートトレインスタンプラリー」を開催しています。東上線8駅(池袋駅朝霞台駅川越駅川越市駅坂戸駅東松山駅森林公園駅小川町駅)それぞれに設置されたスタンプを重ね捺ししていくと、色鮮やかなアートが完成。8駅のスタンプをすべて捺すと全スタンプ達成賞として、「とうぶせんでんしゃシリーズ」カード(全5種類)のうち1枚がプレゼントされます。さらに、全スタンプを達成してアートを完成させると、川越特急車内チャイム音が録音された「オリジナルフォトフレームクロック」が抽選で100名に当たるWチャンス賞に応募することができます。

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川越市駅のスタンプ

私も川越市駅で押してみました。スタンプ台にきっちりセットしてからスタンプします。

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一駅分だけだとなんだかさっぱりわかりません。駅を巡ってスタンプを重ねていくたびに絵が完成に近づいていく楽しみがあるわけですね。

スタンプの台紙は東上線越生線の各駅(寄居駅を除く)で無料配布され、なくなり次第、配布終了。各駅のスタンプ設置時間は9~17時です。

このスタンプラリーには、東上線越生線が1日乗降り自由の「東上線1日フリー乗車券」が便利。8月31日まで東上線越生線各駅(寄居駅を除く)にて、大人1,770円・小児630円で販売されています。

小さな町を巡り歩くのも楽しいですよ。梅雨が長引いていますが、雨に濡れた景観もいいものですね。

花村えい子展 in 旭舎文庫 開催中

 

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旧梅原菓子店をリニューアルし、様々な展示が催されている旭舎文庫。川越散策の途中でほっと一息できる憩いの場所でもあります。

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こちらでは現在、川越出身の少女漫画家・花村えい子さんの作品が紹介されています。花村さんは、今年で画業60年を迎えられるとのこと。展示を見ていると、特に初期の作品は夢見る頃の少女のかわいさが溢れていて、見るものを少女時代に連れ戻してくれます。

 

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川越祭りの描写も

塗り絵コーナーもあって、色鉛筆で塗り絵遊び。子供の頃やりました。

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あー、何歳になっても「かわいい」はやめられません。キラキラの目をして、洋服も髪型もとっかえひっかえ。花を背中にしょって夢見る女の子。やっぱり好き。日々の煩いを忘れさせ、気持ちを楽しく引き上げてくれます。大人になった今こそ「かわいい」が必要なのかも。封印されていた乙女心が溢れてくる展示です。9月8日まで。

氷川神社奉納記念 花村えい子展 in 旭舎文庫】
川越出身マンガ家・花村えい子画業60年かわいい伝説
<入場無料>
期間:令和元年7月6日(土)~9月8日(日)
時間:10時~17時(年末年始や臨時休館日を除く)。
場所:氷川神社 旭舎文庫(あさひのやぶんこ)
埼玉県川越市志多町1-1※駐車場無し

桜はまだ?

先週に引き続き、今日も川越桜だより。

◆川越氷川神社裏、新河岸川沿い

小江戸花見スポットの代表、川越氷川神社の裏手にある新河岸川沿いの桜。

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まだ、ですね。

ピンクのふっくらとしたつぼみが可愛いけれど、見ごろはまだ先。川面に映る桜が美しいこの場所は、本当に花見の人気スポットです。

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氷川橋からの眺め、和舟がゆったり。

来週日曜日(3月31日)はここで"川越春まつり"の一環として"春の舟遊"があるのですよ。その予行練習なのか、今日のお昼ごろにもゆったりと和舟が新河岸川を漕いで行くのが見えました。来週は桜も一気に咲くでしょうから、氷川橋から見た川の眺めもぐっと華やかさを増していることでしょうね。

喜多院

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喜多院の境内は、先週よりずっと賑わっています。出店もやや出ているし、今日は鳩より人の方がずっと多い。

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桜はまだですね。

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とはいえ、枝垂れ桜だけは今が見頃。

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毎年見てるけれど、毎年綺麗だと思いますね。

◆中院

最後は喜多院から徒歩5分ほどに位置する中院へ。

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咲いてる!!

おー、結構咲いているではありませんか。

枝垂れ桜に、あれは、エドヒガン桜かな?

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ソメイヨシノはもうちょっと先?

 

いいお天気の日曜日。今日もやはり川越はたくさんの人で賑わっていましたが、お花見は来週末まで持ち越しのようです。今週はそこそこ気温も上がりそうなので、順調にいけば今度の土日が見頃かな。

3月30日土曜日からは恒例の"川越春まつり"が始まります。川越の街はちょうどいいタイミングで桜のクライマックスを迎えることになりそうです。

 

"江戸の日"は、江戸人のコスプレで川越に集合!

ここ川越蔵の街が1日そっくり江戸時代にタイムスリップしてしまう"江戸の日"をご存知ですか?蔵造りの街並みがこの日は歩行者天国になり、江戸の街さながらの雰囲気に。"江戸の日"は、春の到来を賑やかにお祝いするために、一番街商店街によって企画されている「春夏冬 二升五合市(あきないますますはんじょう)」イベントの一部。4回目となる今年は3月30日に決定。回数を重ねるごとにアイディアも次々生み出され、活気を帯びてきています。

今年は是非観に行きたいと思っているのが「結髪実演」。川越を拠点とする「和の手仕事屋」主催の日本髪結い師の方が日本髪結の実演をご披露されるとのこと。仲町交差点で山崎美術館を右手に少し一番街を時の鐘方向に進んで右側にある鍛冶町広場(カフェエレバードや「旧山吉デパート」の前)で30日の午後に行われるそうです。

 

なんてったってこの日は皆、着物を着て、言葉や仕草も江戸時代の人になりきるのです。コスプレ好きには堪らないでしょう。コスプレとは縁が無いと思っている人でも大丈夫。ハロウィンなんかと違って、着物だったら大きく外す心配がありません。一歩間違えるとコントみたくなってしまう異国の、あるいは異界の衣装と違って、日本の衣服なのだからどんな人でも間違いなくサマになるはずです。会社ではちょっと偉い人なんかでもその点は安心して参加できますよ。

◆一番街商店街「春夏冬 二升五合市(あきないますますはんじょう)」

期間:2019年3月16日(土)~30日(土)
・3月16日(土)~29日(金)「スタンプラリー」
・3月30日(土)第4回「小江戸川越 江戸の日」

スタンプラリー、もう昨日からスタートしてますね。詳細は以下の通り。

 税込500円以上の買い物でスタンプ1個。

 スタンプ6個で五文の木札1枚。(500円分)

 スタンプ8個で五文の木札2枚。(1000円分)

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金券として使用可能な五文の木札

 ※一番街商店街のみで使用可能。釣銭は出ません。

 ※木札の使用期間は3月16日(土)~30日(土)