小江戸日記

小江戸川越の情報や話題、日々のつれづれを綴っていきます。

選手も、指導者も凄かった。五輪閉幕

リオ・オリンピックもついに閉幕。

開催前はさほど興味もなかったくせに、始まってみるともう夢中。連日深夜までのテレビ観戦で寝不足ですが、気分はハイになっていました。安室ちゃんが歌うNHKのオリンピックテーマ曲をついつい口ずさんでしまいます(サビの部分だけ)。

リオ五輪開催中は毎日ハラハラ、日本選手の活躍に喜び、泣き、感情がジェットコースターのように目まぐるしくアップダウン。

今回の五輪、日本選手は応援しがいのある選手が多くてこちらも熱くなりました。とりわけ心に響いたのは、卓球の福原愛選手やレスリングの吉田沙保里選手の試合後の涙。彼女たちがどれほど重い責任を引き受け、闘い続けてきたのかを思うとこちらも胸がいっぱいに。

大会前から注目していたのが、柔道男子100kg級の羽賀龍之介選手。幼少時を川越で過ごし、小学校3年生で横浜に転居するまで川越の柔道場「笹田道場」で指導を受けていたとのこと。銅メダル、おめでとう!

このオリンピックで思ったのは、指導者の力の大きさ。

柔道選手団を率いる井上康生さん。見事、日本柔道を復活させました。

それから、競泳・平泳ぎ200m金メダリストの金藤理絵選手を指導した加藤健志(つよし)コーチ。金藤さんの「加藤コーチを信じてよかった」という言葉が印象的でした。

そして、シンクロナイズド・スイミングの、井上雅代コーチはやはり凄かった。日本チームの演技は、夜中テレビで見ていて眠気も覚めるほどかっこいいものでした。

圧巻の強さを見せた女子レスリングのヘッドコーチ栄和人さん。金メダリストの選手に肩車されて、更には投げ飛ばされて嬉しそうでした。

ここに、少年時代の錦織圭選手のテニス指導にあたった松岡修造さんも加えて。

今挙げた名指導者の方々、どの人もすごい「熱い」人たちという印象です。熱量が凄い。やっぱり選手に壮絶なトレーニングを課して引っ張っていくためには、相当なエネルギーが必要なのでしょう。そして、選手に信頼され、「この人のために頑張ろう」と思わせる強いパッションを感じます。自分のためだけに頑張り続けることはしんどいもの。「誰かの為に」という気持ちは人を強くするのだと改めて思いました。指導者の個性を観察するのもスポーツ観戦の大きな楽しみのひとつですね。

東京オリンピックがいよいよ楽しみになってきました。

"知恵伊豆"松平信綱と"小江戸"

江戸時代の面影を残す町並みが魅力の川越。「小江戸」と呼ばれる所以です。

そんな川越の街の礎を築いたのが、川越藩主・松平信綱。徳川家3代将軍家光とその次の家綱に仕え、江戸幕府に重用された人物です。

川越藩主としての松平信綱は、新河岸川の舟運を整備し、江戸との交易を盛んにすることによって商人の街・川越に繁栄をもたらしました。

また、川越天下祭りの様式を今に伝える川越まつりも信綱にその起源を求めることができます。川越まつりのひな型である川越氷川神社の「神幸祭」は、慶安元年(1648)に、当時の川越藩主であった松平信綱氷川神社に神輿・獅子頭・太鼓等を寄進し、祭礼を奨励したことに始まります。この祭礼が後に、華麗な行列による町々の巡行をともない、さらには新河岸川の舟運によって運ばれてくる江戸の風物をとれ入れつつ「川越まつり」として完成していったのです。

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川越まつりの時曳かれる町々の山車の頂にはそれぞれ川越ゆかりの人物が乗っているのですが、川越市旭町3丁目の山車の頂には信綱が鎮座しています。右上がアップの画像。

小江戸」川越の基盤を築いた信綱は、とても才気溢れるだったと当時から評判だったそうです。知恵のある信綱は、最初の官職である伊豆守(いずのもり)と合わせて「知恵伊豆(ちえいず)」と呼ばれていたとか。

ちなみに、NHKEテレで放映されている番組「知恵泉」(火曜夜10時から10時45分)のタイトルは、この信綱の呼称にひっかけたものだそう。「いず」の漢字を「伊豆」→「泉」にしてあって、ビジネスの苦境を乗り越えるヒントを知恵の泉たる先人から学ぼうというこの番組の趣旨にふさわしい、うまいタイトルですよね(リンクを張るためにさきほど番組ホームページを見たら、8月23日の回は「日本資本主義の父」こと渋沢栄一特集。渋沢栄一は晩年を川越で過ごした人。この回のテーマは「地域活性化の知恵を学ぶ」というもの!面白そうです)。

知恵伊豆と呼ばれた信綱をはじめとする有能な治世者と、柔軟でたくましい川越商人の活力が、現在の川越の礎となっています。今日、道路の整備などのハード面から「きものの日制定」や「小江戸ハーフマラソン」などのソフト面まで、旅行者をもてなすアイディアを次々と実行し、伝統を守るという核を保ちつつも新しいものを積極的に採り入れていく街の姿勢を見るにつけ、江戸時代にこの街に生きた先人の知恵は今も息づいているのを感じます。小江戸川越は、色々な人が知恵を出し合って作り上げてきた街なのです。

allabout.co.jp

小江戸川越花火大会&安比奈親水公園

夏もそろそろ終わりを意識し始める今日この頃。日の暮れもわずかながら早くなってきたようで、ちょっと焦りませんか。やるべきこともあるし、まだ遊び足りない気もして。

さて、夏の思い出と言えば、花火大会。色とりどりの花火、そしてあの身体に響く音。

大人になっても気持ちが浮き立ちます。

ここ、川越で開催される小江戸川越花火大会は今年で26回目。およそ8000発の花火が打ち上げられる予定です。

概要は以下の通り。

 日時:2016年8月27日(土) 18:30~20:00

 場所:安比奈親水公園

  

最寄駅はJR川越線笠幡駅

浴衣の季節もあとわずか。小江戸花火大会には浴衣姿がたくさん見られそうです。

 

ところで、今回の会場となっている安比奈親水公園は、入間川沿いの広々としたスペース。サイクリングロードやドッグランができる場所も設けてあって自然のなかでゆったり寛げる場所です。

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広い空のもと、身体を動かすと心もほぐれてくるのを感じます。

 

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水辺の風景には何故かとても癒されます。

近隣には、名門ゴルフコースとして知られ、2020年東京オリンピックのゴルフ競技開催地となっている霞ヶ関カンツリー倶楽部をはじめいくつかのゴルフ場があります。食事処としては豚肉が美味しいサイボクハムのショップとレストランが人気。また、少し足を延ばせば出世の神様として高名な高麗神社もあり、休日のドライブコースとして予定を組み立ててみてもいいのではないでしょうか。

小江戸ハーフマラソン エントリー日程発表

暑さも盛りですが、スポーツもすごい盛り上がってますね。リオ・オリンピックはもちろんのこと、大リーグ、イチロー選手の記録にはこちらまで感無量になり、高校野球ではがむしゃらな高校生のプレーにこれまた胸が熱くなり。本当に毎日忙しい。

五輪開催前はロシアのドーピング・スキャンダルなどのスポーツ界のダークな面も話題になりました。ニュースの解説によると、なんでも今後のドーピングは薬物だけでなく遺伝子操作にまで及ぼうとしているとか。もはやスポーツは人間の身体能力を争う場ではなく国家の科学技術の粋を競う場となるのでしょうか?

やっぱり、種々の環境的あるいは身体的制約を持つ人間が全身全霊でプレーする、そのガッツにこそ人は魅了されるのだと思うのですが。

ともあれ、まだまだ続くオリンピック。ファイトの沸くプレーがたくさん見られることと期待しています!

さて、ここ川越でも毎年開催されているスポーツの祭典が、小江戸川越ハーフマラソン。2016年は11月27日(日)に開催されますが、そのエントリー受付がもうすぐ始まります。

 川越市民枠:8月19日~22日

 一般:8月25日正午~

インターネット、コンビニ、電話での受付となります。

ハーフマラソンの部・10㎞の部・Funrun(4㎞)とあり、参加費は、ハーフと10㎞で4,000円、Funrunは2,500円(一般の部)/4,000円(ペアの部)。

首都圏ではかなり人気レースとなっているので申し込みはどうぞお早めに。

毎年楽しみなのがゲストランナーの方の走り。過去には猫ひろしさんや公務員ランナーとして名を馳せた川内優輝さんなども、川越の街を颯爽と駆け抜けました。今年のゲストランナーは松野明美さんです。

 

浴衣で百万灯まつり

長らく待たされた今年の梅雨明け。ようやく夏本番。暑さはこれからが盛りですね。

今週末(7月30日・31日)の川越は夏祭り「百万灯まつり」!小江戸の街並みに色とりどりのぼんぼりが灯される大きな夏祭りです。

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この日は、老若男女がたくさん川越に集い、時代装束のパレード(31日15:30~)などを鑑賞したり、ズラリと並ぶ露店の間をぶらぶら歩いたりして楽しみます。とにかく開放感いっぱいで夏の空気を共に味わうのです。

多くのイベントがまつり期間中は開催されますが(イベント情報詳細はこちら)、ぜひ訪れて欲しい穴場が旧川越織物市場を開放して催される「夕涼み会」。平常では開放されることのほとんどない旧川越織物市場。ここは、以前は映画のロケ地(「無法松の一生」三國連太郎主演)としても使用された、とても雰囲気のある建物が並ぶ場所。蔵造りの街並みとは違った趣の、違った時代の空気を感じることのできるこの場所で7月30日(土)午後5時30から夕涼み会が開催されます。

場所は、「昭和の町」からだと本川越駅方面から来た場合、Café 1g(カフェ アンジー)を右折徒歩5分くらい。「大正浪漫夢通り」からだと大正浪漫夢通り整骨院と雑貨店の間の道を右に3分くらい。

 

夏祭りと言えば浴衣。幼い子供の浴衣姿は愛らしく、若者の元気のいい浴衣姿も、大人のこなれた浴衣姿も素敵です。男性の浴衣姿もたくさん見受けられるようになりました。

もし着付けが出来なくても、浴衣を持っていなくても、川越にはレンタル着物の店がいくつかあるので手ぶらで来て大丈夫。

蔵の町、川越氷川神社喜多院・・・。さつまいもソフトクリームを食べながら浴衣で街歩き。夏らしくていいな。

川越は「きものの似合う町」。そして、着物入門は浴衣でどうぞ。

 

伊佐沼古代蓮が咲いています

川越・伊佐沼は春の桜で有名な自然豊かな水辺ですが、夏の古代蓮も見事です。

そろそろ咲き始めるころかなと思って、慌てて見に行ってみると・・・。

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咲いていましたよ。日傘を差しつつ蓮を眺める人たち。のんびりとした光景です。

カメラで撮影している人もよく見かけました。

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今週末には見ごろを迎えそうですね。蓮は早朝咲きはじめ、昼前にはもう花を閉じてしまうので早起きして見に行かなければなりません。

開花情報は以下のサイトでも確認できます。

伊佐沼のハス開花情報/川越市

伊佐沼までのアクセス:JR埼京線東武東上線川越駅」からバス「川越グリーンパーク行」に乗り「伊佐沼冒険の森」下車

 

この古代蓮は、地元のボランティア団体「川越蓮の会」を中心に復活させたもの。地域の人の努力が実って、毎年見事な花姿で私たちを楽しませてくれています。

蓮は横顔が一番美しいですね。花自体は結構大きく華やかさもあるのですが、光を透かす薄いピンクの花びらが可憐で清浄な風情です。でも近くによって上から見ると、真ん中にキャップみたいな黄色い雄蕊?があって、初めて見たときは少しギョッとしました(この黄色いキャップみたいなもの、花托・はちすというらしいです)。

少し離れて、斜め横上くらいから見た姿が古代蓮のベストショットとだと思うのですがどうでしょうか?

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シャラシャラと・・・川越氷川神社・縁結び風鈴

夏至を過ぎ、今年も半分終了。あっという間でしたね。

そして、暑い夏がやってきました。

 

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縁結びの神様として広く知られる川越氷川神社では『縁結び風鈴』がはじまります。

昨年大好評を博したこの祭事、今週土曜日9日の開始に向けて、準備が着々と進んでいます。風鈴には参拝者の願いを込めた木製の短冊がつり下げられ、後日奉納されることとなります。

 

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敷地内にはおよそ二千個の風鈴があり、シャララと涼やかな音を立てています。

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境内には竹毬のオブジェも配置されています。

近くに寄ってみると・・・。

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毬の中にも風鈴が。

可愛い。

 

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境内には浴衣姿もちらほら。そう、もう浴衣の季節です。

涼を粋に演出するこの縁結び風鈴。氷川さまはいつも洒落たことをしてくれます。

川越氷川神社『縁結び風鈴』7/9(土)~8/31(水)まで