2017年川越に初詣
暮れの川越、街は新年の準備に追われています。中でも元旦から初詣客を迎える神社仏閣は準備に忙しそう。ちょっと様子を覗いてきました。
◆川越氷川神社
縁結びの神様として有名なこの川越氷川神社は、この年の暮れでも結構人がいました。
特に「人形流し(ひとがたながし)」の一角はひっきりなしに人が集っていました。
「人形流し」とは、人の形をした紙(100円)に息を3回吹きかけ、さらにこの人形を自分の身体になでつけた後、「祓えたまえ、清めたまえ」と唱えながら境内に流れる払いの川に流すこと。こうすることで、身に付いた穢れを払い落とすことができるのです。
一年の終わりに身を清めたいということなのでしょうね。
おみくじやお守りもたくさん用意されていました。英語のおみくじもありました。近年は「縁結びの神様」との評判は海を越え、外国人参拝者も本当に多くなりましたもんね。
◆喜多院
川越大師とも呼ばれ、徳川家とも縁の深い名刹喜多院。ここも県内屈指の初詣スポットです。
年の瀬の境内の様子は・・・。
業者の人が色々セットアップしていました。
ここ喜多院は、毎年1月3日はだるま市が開催され、とても賑わいます。だるまって、丸っこいフォルムといい赤い色といい、福を引き寄せてくれそうですよね。この日はかなり混み合い、駐車場には限りがあるので喜多院にお越しの際は電車・バスの使用をお勧めします。
◆仙波東照宮
喜多院境内には徳川初代将軍家康を祀った仙波東照宮があります。数多くある東照宮の中でもここは日本三大東照宮の一つなのです。なんでも、徳川家康公没後その遺骸が静岡から日光山へ移される途中、天海僧正が喜多院にて四日間の法要をしたことから、仙波東照宮がここに建立されたのだそう。
階段を上った先には三つ葉葵の御紋。歴史の重みを感じさせます。
◆川越七福神
お正月休みには川越七福神めぐりもおすすめです。徒歩で回れば運動不足解消、正月太り解消。スタンプラリー感覚で七つの神様を詣でればラッキーが寄ってくるのです。
喜多院やその近くにある成田山川越別院の敷地内にもお一人(って言っていいのかな)ずつ七福神のメンバー(って言っていいのかな)がおられます。
川越「昭和の街」に位置し、真っ赤な「おびんずる様」で知られる連繋寺には福祿寿神がおられます。
ちなみに連繋寺境内には1695年に製造された歴史ある銅鐘があり、大晦日には「除夜の鐘」がつかれます。
七福神めぐりは、休憩をとりつつゆっくりまわるためにも朝早くスタートすることをお勧めします。七つのお寺を一日で歩きまわるのは案外しんどいですよ。
小江戸の街も新しい年を迎える準備が整いつつあります。2016年、本当にサプライズに満ちた1年でした。2017年はどんな年になるのでしょうか?新しい年への期待や決意を胸に、どなた様もよいお正月をお迎えくださいね。