川越美術館「ゆかた 浴衣 YUKATA -夏を涼しむ色とデザイン-」
7月20日より、川越市立美術館で特別展「ゆかた 浴衣 YUKATA -夏を涼しむ色とデザイン-」が始まりました。
江戸時代に入浴後のくつろぎ着として着られるようになり、やがて夏の気軽な外出着として定着したゆかた。本展では、その歴史と発展を紐解きつつ、江戸から昭和に至るゆかたのデザインや素材のバリエーション、加えて当時の風俗を描く浮世絵なども紹介されています。徳川家康所用の薄浅葱色の麻地ゆかたなど貴重な歴史的価値のあるものもあれば、現代デザイナーによるポップなゆかたコーディネートの提案もあり、多彩で楽しい展示となりました。
さらにこの特別展開催中の企画「アート・ビンゴ」に参加してみるのもおすすめです。展示を見ながらビンゴ用紙(特別展受付で希望者に配布)に印刷されている模様と同じ模様のゆかたを探し、展示番号を記入していくというもの。私も参加してポストカードをもらいましたよ。ゲームに参加することで、ただ漫然と展示を眺めるのではなく、目を凝らし集中して見ることになり、いい試みだなと思いました。
川越の町も8のつく日(8日、18日、28日)を「川越きものの日」として定め、きものでの町歩きを推奨しています。今では8のつく日に限らず年中着物姿の方を見かけるようになりました。夏はやはりゆかた姿が多いですね。古典柄でも今風のカジュアルな着こなしでもどちらもよさがあります。最近はゆかたでも足元だけスニーカーなど普段の靴という若者も時折見かけます。アスファルトを歩くならそちらのほうが歩きいいのでしょう。実際的だし、意外にファッショナブルでしかも自然に思わせるのは若さの力でしょうか。ゆかたはこの暑い時期に着る寛ぎの服なので、あまり堅苦しいルールは抜きにしてリラックスして楽しみたいですよね。
川越市立美術館「ゆかた 浴衣 YUKATA -夏を涼しむ色とデザイン-」
◇開館時間
午前9時から午後5時(入場は午後4時30分まで)
◇休館日
月曜日(8月12日は開館)、8月13日(火曜)
◇観覧料
一般 600円(480円)
大学生・高校生 300円(240円)
中学生以下 無料
( )内は20名以上の団体料金
身体障害者手帳・精神障害者保健福祉手帳・療育手帳をご持参の方、及びその介護者1名は無料
会期中、浴衣または着物で来館された方は団体料金
◇会期
前期:7月20日から8月12日
後期:8月14日から9月8日
前期と後期では展示が8割ほど入れ替わるとのこと。前期の入場チケットをとっておいて提示すると後期の展示は2割引きで見れるそうなので、8月14日以降もう一度行こうと思っています。
それともうひとつお知らせ。
◆川越ゆかたファッションショー開催/出場者募集中!
8月18日日曜日、川越きものの日8周年記念のこの日「川越ゆかたファッショショー」が開催されます。概要は以下の通り。
ファッションショーといっていも気負わずリラックスした雰囲気なので、気楽に参加してみてくださいね。夏の夕べを共に楽しみましょう。