東武東上線「川越特急」は利用価値あり。小江戸ラッピング車両も運行中
★東武東上線・川越特急
東京は池袋から川越を通り埼玉県寄居方面に伸びる東武東上線。沿線随一の観光地・川越への来訪をさらに盛り立てるべく、2019年3月のダイヤ改正で「川越特急」という種別が登場しています。
これはなかなか利用価値のある電車ですよ。なぜなら、
・池袋~川越間が最速26分!
・特急料金不要。通常切符のみで乗車可能。
現在、東武東上線の池袋~川越間で最速で走る列車は「TJライナー」の25分ですが、こちらは池袋~ふじみ野駅間は、有料の着席整理券が必要です。通常切符のみで乗車できてこの速さは魅力。
川越特急の停車駅は池袋・朝霞台・川越・川越市・坂戸・東松山~小川町の各駅。急行列車が止まる成増や和光市・ふじみ野のは止まりません。
運転本数は、土休日が下り2本/上り4本、平日は下り2本/上り3本と多くはありません。時間帯が合うようなら利用したいですね。
★池袋・川越アートトレイン
また、今年2月からはラッピング車両「池袋・川越アートトレイン」の運行も始まっています。
川越市駅で写真を撮ろうと待ち構えました。
もうすぐ来る!
川越っぽいものがいろいろ描かれている。列車に掲示されている「川越特急」の文字も可愛い。
小江戸のシンボル、時の鐘。氷川神社の鯛みくじとか来月開催される花火大会なども列車に散りばめられています。列車の全貌は以下のような感じです。
原画は若手日本画家・古家野雄紀氏の手によるもの。機会があればもっとじっくり見てみたい。始発駅に行けば少しはゆっくり見れるのかな。
追記:このラッピングトレインは川越特急に限らず、普通電車や急行など他の種別の列車でも運行しています。詳しくは東武鉄道にお問い合わせ下さい。
★池袋・川越アートトレインスタンプラリーも開催中
東武鉄道は7月20日から8月31日まで、スタンプを8つ重ね捺しすることで色鮮やかなアートが完成する「池袋・川越アートトレインスタンプラリー」を開催しています。東上線8駅(池袋駅・朝霞台駅・川越駅・川越市駅・坂戸駅・東松山駅・森林公園駅・小川町駅)それぞれに設置されたスタンプを重ね捺ししていくと、色鮮やかなアートが完成。8駅のスタンプをすべて捺すと全スタンプ達成賞として、「とうぶせんでんしゃシリーズ」カード(全5種類)のうち1枚がプレゼントされます。さらに、全スタンプを達成してアートを完成させると、川越特急車内チャイム音が録音された「オリジナルフォトフレームクロック」が抽選で100名に当たるWチャンス賞に応募することができます。
私も川越市駅で押してみました。スタンプ台にきっちりセットしてからスタンプします。
一駅分だけだとなんだかさっぱりわかりません。駅を巡ってスタンプを重ねていくたびに絵が完成に近づいていく楽しみがあるわけですね。
スタンプの台紙は東上線・越生線の各駅(寄居駅を除く)で無料配布され、なくなり次第、配布終了。各駅のスタンプ設置時間は9~17時です。
このスタンプラリーには、東上線・越生線が1日乗降り自由の「東上線1日フリー乗車券」が便利。8月31日まで東上線・越生線各駅(寄居駅を除く)にて、大人1,770円・小児630円で販売されています。
小さな町を巡り歩くのも楽しいですよ。梅雨が長引いていますが、雨に濡れた景観もいいものですね。