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小江戸日記

小江戸川越の情報や話題、日々のつれづれを綴っていきます。

「江戸の日」を前に江戸風俗を知るー杉浦日向子の本

3月。気温は低くても陽光に春を感じますね。嬉しい。

前回のブログ『猫まみれ展』で「歌川国芳の作品が面白かった」と書いたら、江戸の絵師に詳しい人から杉浦日向子さんの本を勧められたので、図書館で何冊か借りてきて読んでみました。これがとても面白くて、今私には江戸ブームが訪れています。

まずは「百日紅」。葛飾北斎を軸に様々な絵師が登場する漫画です。江戸の浮世絵タッチの画風がすごく雰囲気があって、江戸時代に自然にタイムスリップできます。

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漫画家・江戸風俗研究家の杉浦日向子(1958-2005)は日本橋の呉服屋の生まれ。手描き友禅の勉強をしたのち、江戸時代考証の第一人者だった稲垣史生(いながきしせい)に師事し、時代考証を学びました。川越に住んでいた稲垣氏の自宅まで3年間通って教えを受けていたそうです。

大江戸日本橋の方が小江戸川越まで江戸時代のことを学びに来ていたなんて面白い。人と人、土地と土地の時空を超えた不思議な縁を感じます。

彼女は落語や相撲にも精通し、江戸風俗に関するコラムもたくさん残しています。私が読んだのは「大江戸美味草紙」と「一日江戸人」。イラストも交えたコラムはとても読みやすいのに知的満足感がある。下の写真はいずれも「一日江戸人」から。

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特に江戸人の食に関する文章が好き。将軍の食事、一般人の食事。旬のもの、食材の値段、調理法、食事作法などなど。何をどうやって食べていたのかってすごくその人、その時代・その土地のエッセンスを伝えている気がして興味が尽きません。

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軽妙洒脱でありながら、情報が凝縮された文章。江戸の人々がぐっと身近に感じられたし、もっとあの時代を知りたくなりました。杉浦日向子さんの本は江戸入門にピッタリ。

さて、江戸風俗の予習を済ませたところで。

3月25日(日曜日)は川越「江戸の日」。

この日川越では、江戸時代の身なりをした人々が様々なパフォーマンスを街中で繰り広げます。ご存知のように川越は小江戸と呼ばれ、江戸時代の雰囲気を今も残す蔵の街。漆黒の蔵造りの街並みに江戸装束の人々、「江戸の日」の催しは街を舞台にした時代劇のようでとても雰囲気があります。

二升五合市江戸の日

着物を着てくれば、さらにその気になる。女子は町娘に扮して!男子は鬼平気分で!!

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春は外に出かけたくなる季節。イベントも多くなって楽しいですね。