小江戸日記

小江戸川越の情報や話題、日々のつれづれを綴っていきます。

映画『野火』、川越スカラ座で公開

年が明けてだいぶ経ってしまいましたが、あけましておめでとうございます。

今年もゆるりとこのブログを続けていきたいと思っておりますのでどうぞよろしくお願いいたします。

今年のお正月は素晴らしいお天気に恵まれました。雲一つない青空のもと穏やかなスタートを切った2016年でしたが、3が日過ぎてからの世の中の騒々しさは、これまた近年まれに見るものでしたね。

さて、またまた川越スカラ座で、すごい映画が上映されます。

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塚本晋也監督の『野火』。大岡昇平の小説の映画化です。

昨年の夏公開された時、私は渋谷まで見に行ったのですが、戦争という重いテーマを扱っているにもかかわらず、若い人を中心に映画館はぎっしり満員でした。

太平洋戦争末期のフィリピン・レイテ島で行われた凄惨な戦い。そこには、もはや殺し合う大義名分もなく、ただただ暴力があるのみ。身も蓋もない戦争のありさまに気が滅入ります。そして、悲惨な戦場とともに映し出されるのはフィリピンの美しい自然。広い空に流れる雲、眩しく輝く太陽がとても胸に残っています。

今回、川越スカラ座では2月1日から19日まで上映されます。20歳以下の方には特別割引(1000円、高校生は800円)があるそうです。

若い人には特に見て欲しいと私も思います。

そして!2月1日には、川越スカラ座塚本晋也監督自身が来場しご挨拶されるとのこと!(16:30の回終了後)

ちなみに塚本監督自身が映画の主演もしています。

 

暗くて重いテーマの作品ですが見る価値はあります。昨年の夏見逃した方はぜひこの機会に川越で。