小江戸日記

小江戸川越の情報や話題、日々のつれづれを綴っていきます。

縁結び風鈴と恋あかり、川越お氷川様にて

そういえば、今日は七夕でしたね。皆さんは星にどんな願いごとをしましたか?願いを叶えるには日々の努力や心がけももちろん大事ですが、時には人智を超えた存在に頼りたくもなりますよね。

f:id:mkoedo:20170707204009j:plain

さて、もう恒例になりましたね、川越氷川神社縁結び風鈴、7月1日から今年も始まっています(9月10日(日)まで)。この時期、お氷川様の敷地内にたくさん吊るされ、風を受けて涼しい音を奏でている江戸風鈴。「縁結び風鈴」は、これらの風鈴に願いを込めた短冊を掛けて、神様に願いを届けてもらおうという、粋でゆかしい祭事なのです(初穂料:500円)。期間中、縁結び風鈴臨時バス(土日祝のみ)も運行されます。

さらに7月22日(土)からは恋あかり」特別良縁祈願祭も同じく川越氷川神社でスタートします。これは、期間中毎夕良縁を願って御祈願を執り行うというもので、御祈願後、「恋あかりのぼんぼり」と飴が授与されるそうです。以下は詳細。

「恋あかり」特別良縁祈願祭

期間:7月22日(土)~8月27日(日)

斎行時刻:毎日 18時30分~
※事前予約不要。祈願祭の時間は多少前後する場合があります。
※日によって時刻が変更になる場合があります。
祈願初穂料:一人 1,500円
授与品:恋あかりのぼんぼり・飴
※祈願授与品としてだけではなく、毎日17時より社務所で頒布もされます。(初穂料ひとつ1,500円)

良縁、誰もが望むものですね。「縁」とは不思議なものだとつくづく思います。苦しみも喜びも、もたらしてくれるものは縁。恋愛だけではなく、家族や友人、学校、会社、土地などなど。すべて縁によって結ばれたり離れたり。自分の努力だけでもどうにもならないのも縁。こういった機会を捉まえて神仏に祈りを捧げ、良いご縁をお願いしてみるのもよろしいかと思います。

 

生誕130年 小村雪岱(こむらせったい)の世界

日本橋に用事があって少し時間があったので三越をブラブラ。なんでも日本画家・小村雪岱の展示があるようなので、寄ってみることにしました。

f:id:mkoedo:20170707150650j:plain

というのも、小村雪岱は川越の出身。明治20年(1887年)に生まれ大正から昭和初期に活躍した人物なのです。実のところ今まで作品をじかに見たことがなかったので、この機会に見てみようかと本館6階のアートギャラリーへ。

f:id:mkoedo:20170707140025j:plain

今回の三越の展示は小さなスペースで、展示数もそう多くはなく、主として販売目的だったのですが、それでも雪岱作品の実物を見ることができて満足(この日本橋三越本館アートギャラリーでの展示は2017年7月5日〜11日まで(最終日は17時閉場))。あ、もちろん無料です。

今年生誕130年を迎える小村雪岱。来年1月からは川越市立美術館でも特別展(2018年1月20日〜3月11日)が企画されています。もっと広く知られていい人物だと思うので、少し紹介させて下さい。

f:id:mkoedo:20170707150714j:plain

小村雪岱は、泉鏡花作品の装幀・挿絵の仕事から一躍有名になり、その後は映画や舞台装置の美術まで幅広く活躍しました。溝口健二監督の映画美術も担当していたそう。泉鏡花溝口健二も、どこか妖気漂う独特の美を生み出していますが、雪岱の創造する世界と親和性があるのでしょうね。

f:id:mkoedo:20170707145350j:plain

ちょっと面白いところでは、雪岱は「資生堂書体」を生み出したデザイナーでもありました。文字のデザインが与える印象ってすごく大きいですよね。上の写真は昨年催された『小村雪岱資生堂書体』展のポスター。

f:id:mkoedo:20170707143924j:plain

雪岱の描く女性は懐かしさとともに、べたつかないキリッとした色気を感じます。縞の着物、そう、川越唐桟などを粋に着こなしているような。同時代に活躍した竹久夢二の描く抒情的な女性像と好対照をなしているのではないでしょうか。

f:id:mkoedo:20170707145108j:plain

江戸情緒とモダンな感覚が絶妙に合わさった雪岱の世界、いいでしょう?生誕130年のこの機に注目され、今後多くのファンを獲得していく予感がします。

 

 

2017 川越古代蓮情報

7月が始まりました。そして、今年も古代蓮の季節がやってきましたね。

◆伊佐沼

川越で古代蓮といったら、伊佐沼です。今日7月2日午前中の伊佐沼はこんな感じ。

f:id:mkoedo:20170702134626j:plain

f:id:mkoedo:20170702134655j:plain

結構咲いています。まあ、見ごろと言っていいんじゃないでしょうか。

f:id:mkoedo:20170702135531j:plain

 

f:id:mkoedo:20170702135931j:plain

低めの位置から撮ってみました。蓮はやっぱり横顔が綺麗。

f:id:mkoedo:20170702135322j:plain

這い上がろうとしている亀も発見。

伊佐沼までのアクセス:JR埼京線東武東上線川越駅」からバス「川越グリーンパーク行」に乗り「伊佐沼冒険の森」下車

f:id:mkoedo:20170702141541j:plain

水辺にさえぎるもののない空。この辺りは開放感が感じられる空間です。沼の向かいの伊佐沼公園には朝から小さな子供を連れた家族がたくさん。

f:id:mkoedo:20170702141219j:plain

アスレチックで遊んだり、小さな池で水遊びをしたり。公園内の木にハンモックを設置している人もいたっけ。日よけ用の小さな簡易テントを張ってるファミリーもかなりいました。

毎年安比奈親水公園と伊佐沼とで交互に開催されている小江戸川越花火大会ですが、今年第27回目はここ伊佐沼で8月26日(土)に開催されます。

◆小畔水鳥の郷公園(こあぜみずのとりのさとこうえん)

川越で古代蓮の名所は伊佐沼だけではございません。川越市の西に位置する小畔水鳥の郷公園も古代蓮で知られ、今朝もたくさんの人が訪れ、花に向けてカメラを構えていました。

f:id:mkoedo:20170702142818j:plain

f:id:mkoedo:20170702143004j:plain

小畔水鳥の郷公園は駅で言ったら東武東上線霞ヶ関駅または鶴ヶ島駅が最寄り駅。双方の駅から徒歩25分ほどの距離に位置します。

名前の通り、ここは水鳥の休息地・営巣地となっており、この公園ではバードウオッチングを楽しむ方の姿も見られます。

下の写真は6月30日金曜日の夕方に撮った写真。蓮というのは午前中のみ花を開くのかと思っていましたら、夕方6時過ぎてもかなり咲いていたので少しびっくり。

f:id:mkoedo:20170702143940j:plain

今が盛りと咲いています。


この辺りも伊佐沼同様、春は桜が大変美しく緑豊かな場所です。

季節ごとに花を追いかけ、いろんな場所に出かけていくのも楽しいものです。こうして花にうつつを抜かしながら、むしむしと暑い夏をなんとか乗り切っていきたいなぁ。

川越『きものの日』と着物文化・絹文化

今日は28日、川越は『きものの日』です。毎月8の付く日、つまり8日,18日,28日は川越『きものの日』、小江戸の街に着物姿の方がたくさん集います。

allabout.co.jp

f:id:mkoedo:20170627205709j:plain

最近、川越の街中では川越唐桟をお召しになった川越出身の俳優・市村正親さんのポスターを頻繁に見かけます。やはり役者さん、カジュアルな装いでありながら風格ある着こなしですよね〜。男性の着物姿も以前よりずっと多く目にするようになりました。

 

●絹文化/着物文化

夏草に這上がりたる捨蚕(すてご)かな 

明治から昭和にかけて活躍した高崎の俳人村上鬼城の句です。

病気や発育不良のため川や野原に捨てられた蚕が、その身体の奥に淀んでいた生命力を引っ張り出して、夏草茂る川辺に這い上がってきた、そんな光景を読んだ句でしょうか。

それにしても捨蚕なんて風習があったこと、この句を読むまでしりませんでしたよ。捨蚕・上簇(じょうぞく)・夏蚕(なつご)…。俳句歳時記に載っているこれら養蚕関連の語。かつて北関東では養蚕農家が数多く存在し、これらの季語が伝えんとする風景や情感が身近にリアルに感じとれた時代があったのですね。

群馬県にある富岡製糸場世界遺産に登録されたのは、2014年春のことでした。外国人観光客が増えるにつれ、日本文化を見直す動きも国内で活性化し、それにともなって衰退の一途を辿っていた絹文化・着物文化が見直される機運が今、徐々に盛り上がってきています。

川越は『かわとう』の呼び名で知られる綿織物・川越唐桟が有名ですが、かつては養蚕業も盛んな地域であり、また織物の集散地としても栄えました。

2013年の2月には、秩父神社・高麗神社と川越氷川神社宮司さんを中心とする「さいたま絹文化研究会」が発足しています。

下の写真は、2014年3月川越氷川会館で行われたその発足記念講演のときのもの。

「さいたま絹文化研究会発足記念講演会」会場

養蚕が大陸から伝わったのは2千年以上前とも言われています。その後、養蚕技術・製糸技術の改良などが重ねられ、日本の絹は大変上質なものとなりました。 かつては世界一の生糸輸出国であり、絹産業は日本の近代化に大きく寄与してきました。

蚕の繭から糸が紡ぎ出され、絹糸を布に織り上げ、一つの着物に完成させるのにどれほどの手間と時間が必要か。

着物に込められた壮大なストーリーと莫大なエネルギーに思いを馳せると着物のお洒落もより興味深くなりますよね。

新緑・新茶の季節、彩茶会開催!

6月初旬、梅雨入り前の川越の街は光にあふれた最高の季節を迎えています。そして、緑美しいこの季節は新茶のシーズンでもありますね。

埼玉県西部の狭山市周辺で栽培されるお茶、狭山茶は全国的にも「コクと甘みが濃厚な銘茶」として有名ですが、そのなかでもここ川越一帯で栽培されているお茶は近年「河越茶」の名称で知られるようになりました。川越の名刹・中院狭山茶(河越茶)の発祥の地と言われているのですよ。

f:id:mkoedo:20170604161331j:plain

河越茶を使った食事やお菓子も様々に作られ、人気を博しています。河越茶を使用したお食事やスイーツを扱っているお店は下の写真のようなのぼりが目印。

f:id:mkoedo:20170604152252p:plain

 

 

下の写真は時の鐘近くにあるカフェ「ライトニングカフェ」の「河越抹茶ラテ」。クリーミーで甘みと苦みが絶妙。

f:id:mkoedo:20170604153724j:plain

こちらのお店は酵素玄米のお食事メニューもヘルシーで有名です。ゆったりした空間でみな思い思いに寛いでいる、そんなカフェ。このお店の河越抹茶パフェもこの夏は食べてみたいな。

 

そう、ここ川越はお茶とゆかりの深い土地。町をあげたお茶会もたびたび開催されています。春の大茶会には私も参加したことがありますが、こんなにお茶(もしくはお茶会)が好きな人っているんだな、というくらい人が集まります。

今月12日に開催される「茶あそび 彩茶会」も市内観光エリアで広範囲に開催されるお茶会。今回で第7回目を迎えます。このお茶会では、茶道のルールを全く知らない方でも川越の観光名所を巡りつつ、お茶や琵琶演奏、手織り体験など、普段あまりなじみのないことを体験しようという企画。

 

◆第7回 茶あそび彩茶会

日時:2017年6月12日(日)

会場:川越城本丸御殿(甲冑席)

  ・古民家恵比寿屋(裏千家埼玉平成高校茶道部

  ・時の鐘/福呂屋(裏千家

  ・服部民俗資料館(裏千家独楽会)

  ・山崎別邸(煎茶 方円流)

  ・仲町観光案内所(表千家

  ・旧鶴川座(手織り体験/川越工業高校デザイン科)

  ・熊野神社(静海苑)

  ・中央公民館分室(表千家

  ・岡田本店畳ショールーム(ミステリー茶席)

  ・ウエスタ川越1階南公民館(香道 古心流)

  ・ウエスタ川越2階(遠州流

  ・花かげ/喜多院北参道(初音会)

  ・連繋寺講堂/(笠間焼陶器販売)

茶券:前売2,500円、当日2,800円(4枚綴り)

   茶席および演奏会には1席1枚でお好みの茶席に入席可。

   茶券は切り離してグループでの利用も可。   

茶券販売場所:

・メープルリーフ(川越市石原町/高沢橋南寄りもっこ館内

・笠野屋(川越市幸町/時の鐘向かい)

・服部民俗資料館(川越市幸町/中央通り)

着物リサイクル右左‐uza‐

・元祖 芋十/芋菓子(川越市松江町/川越街道と立門前通りの丁字路角)

・花影/喫茶・軽食(川越市小仙波町/喜多院門前)

小江戸蔵里(川越市新富町

・福祉の店(川越駅東口/アトレ1階/土日定休)

ルノアール川越店(川越駅東口/マイン3階)

・酒のマルケイ (川越市小室/泉小学校南側道路並び)

・OAデポ(川越市新宿町6丁目/新宿小学校並び)

・奥富園(狭山市加佐志)

・お茶の静海苑 (国分寺市日吉町)

 

ミステリー茶席(岡田本店畳ショールーム)というのも気になりますが、個人的には昭和テイストを色濃く残す旧鶴川座に久しぶりに入ってみたい。旧鶴川座で催される手織り体験も、布を織るということがどれほど根気と時間のかかる作業なのかを知ることができる貴重な体験です。

新茶の美味しい季節。今度の日曜日は是非お茶と蔵の街を楽しみに小江戸の街へどうぞ。

 

「驚きの明治工藝展」に驚く

川越市立美術館で4月22日から開催されている「驚きの明治工藝展」。早速行って来ました。日本では、明治時代を中心として「超絶技巧」を施した工芸品が数多く作られました。主として輸出目的で作られたこれらの作品は、今日ほとんど日本国内には残っておらず、今回の展示は台湾の個人収集家のコレクションの一部だそうです。

日本の美術展には珍しく写真撮影も自由(数点を除く)なので、たくさん写真も撮ってきましたよ。

 

f:id:mkoedo:20170423132039j:plain

竹を這うトカゲ。すべて木で作られています。本物の竹使えば?と思ってしまうけど、「木で表現した」ということが重要なポイントなのでしょう。こういう、ただ人を驚かせたいがために、壮絶な労力を傾けたであろう作品が勢ぞろいしています。

 

f:id:mkoedo:20170423131955j:plain

関節部分が自由自在に動くという「自在置物」。触って動かしてみたいけどそれは不可。こちらのHPで蛇の自在置物が動く様子が見られます。

この時代の工藝品のキーワードに「緻密」「写実」というのがあって、驚くほど細かーく本物そっくりに作られたものが展示されていました。

f:id:mkoedo:20170423131504j:plain

「山姥香炉」。笑っちゃうほど細かい。作品の上に使用時の写真が展示してあります。口から白い煙を吐く山姥。

f:id:mkoedo:20170423134042j:plain

秀逸でこだわり抜いたアイディア、細部にまで神経を行き渡らせる職人気質。小さな作品に注ぎ込まれた膨大なエネルギー。これが日本人のモノづくりなんですねぇ。

 

f:id:mkoedo:20170423140059j:plain

技巧を凝らした麗しい作品も数々あり。

f:id:mkoedo:20170423140501j:plain

「他人を驚かせたい!」というエンターティメント性と、その実現のために投入された莫大な時間やエネルギーが、いずれの作品からも感じられて興味深く鑑賞しました。

ゆっくり見て回っても1時間弱くらいの所要時間でしょうか。小江戸観光の合間にふらっと立ち寄ってみたい展覧会です。観覧料も手ごろでそう混み合うこともなく、自分のペースで見て回れるこの美術館は首都圏近郊では結構穴場のアートスポットです。

「驚きの明治工藝展」は6月11日(日)まで。8日、18日、28日の「川越きものの日」に着物で来館した人には団体料金(一般は480円)が適用されます。

 

桜の季節

明日から4月。今年も桜の季節を迎えました。

今にも雨が降り出しそうな3月最終日の午後、川越の桜の名所を巡ってみました。

喜多院

まずは小江戸の名刹・喜多院

f:id:mkoedo:20170331222255j:plain

f:id:mkoedo:20170331222347j:plain

うーん、5分咲きくらいかな~。

一部見頃を迎えている枝垂れ桜もあり、華麗な姿がカメラを持った人たちの人気を集めていました。

f:id:mkoedo:20170331222620j:plain

境内は出店も色々出ており、宴の準備をする花見客もちらほら。

f:id:mkoedo:20170331222737j:plain

やっぱり今日は寒いし、雨降るしで花見日和ではないですね・・・。

★中院

お次は喜多院から徒歩5分の中院へ。

f:id:mkoedo:20170331223133j:plain

車道上空にはみ出た桜の樹には、ほぼ見頃の花。

境内の桜も期待できそう。

f:id:mkoedo:20170331223451j:plain

美しい庭にお邪魔して・・・。

f:id:mkoedo:20170331223630j:plain

あぁ、これが見たかったのですよ。毎年毎年、繰り返し綺麗だなぁと思う。

f:id:mkoedo:20170331224008j:plain

中院は今週末が見頃かな~。宴会をするような場所ではないので、静かな環境で花を観賞。

氷川神社裏の誉桜(ほまれざくら)

川面に映る桜が美しい氷川神社裏の新河岸川河畔。

f:id:mkoedo:20170331225007j:plain

f:id:mkoedo:20170331225140j:plain

7分咲きくらいでしょうか。

ここ川越氷川神社のエリアは着物姿の人がたくさん訪れます。お氷川様に大切なお願い事をするのに、きちんとおめかしして参拝するということなのでしょうか。

f:id:mkoedo:20170331225652j:plain

今日は袴姿も多く見かけました。桜と相まって景色が華やいでます。

桜のピンクも青空をバックにしたらもっと映えるのに。夕方からは雨が降ってきてしまい、今日花見を予定していた人は残念でしたね。明日も一日冷たい雨だというし、お花見は日曜日に期待。

とりわけ空模様が気になる桜の季節です。

allabout.co.jp

広告を非表示にする